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2018年1月24日水曜日

Selim Slive Elementz Live Info Feb 2018

マイルス・デイヴィスと交流のあった音楽ジャーナリスト 小川隆夫が、quasimodeのリーダー 平戸祐介と手を組み、マイルス・ミュージックの遺伝子を受け継いだ精鋭プレイヤーたちと結成したスーパー・ジャム・バンド【Selim Slive Elementz】

その2018年第一弾ライヴが来る2月5日(月)、横浜赤レンガ倉庫内にあるモーション・ブルー・ヨコハマにて行われます。

2016年にここモーション・ブルー・ヨコハマで旗揚げしたSelim Slive Elementz、2017年にリリースしたバンドのデビュー・アルバム『Resurrection』を引っさげての凱旋ライヴとも言える公演です。





多忙な8人であるがゆえ、そのスケジュール調整が難しく、大変貴重なライヴとなること必至です。寒い季節ではありますが、是非彼らの熱いライヴで心もカラダも暖まりにいらしてください!

ご予約・お問い合わせ:モーション・ブルー・ヨコハマ 045-226-1919 (11am-9pm)



2018年1月18日木曜日

五感の中の聴覚

昨日のブログ記事の反響が割と大きかったので、調子に乗って今日は五感、とりわけ聴覚について少し書こうと思います。

動物そして人間には(古い分類かもしれませんが)五感という感覚が備わっています。視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚を指します。生き物である以上、これは生きている環境に応じて進化もするし退化もします。短期的に見れば数十年あるいは数百年?人の歴史という長い目で見れば千年未満なんてあっという間かもしれません。

しかし、明らかに現代人の視力は落ちています。アフリカの人たちが考えられないくらい良い視力を持っている事実を見ればこれが現代病であることは明らかです。きっと現代社会が人間にもたらした弊害でしょう。

では他の感覚はどうなのでしょうか?

触覚、これは特に変化があるとはあまり感じませんね(僕が感じていないだけかも?苦笑)。

味覚、これは食生活の変化による影響がある気がしますが、日本人に限って言えば他の国の人よりは優れている(人間が本来持っている感覚を失っていない)気がします。

嗅覚、これも変化がない、むしろ進化しているのか?臭いについては昔に比べて「臭い」とか話題になる気がしますよね?

聴覚、これが気になっています。

昨日のブログに書いたパブリック・コメントに書いた一つのポイントはそこです。イヤフォンは耳の穴に入れてそこで音を鳴らします。ヘッドフォンは耳の外側ではありますが、イヤフォンとの差はごく僅か1〜2センチの話です。昔の生活ではあり得ない経験です。しかもデジタルで人工的に作られた、ナチュラルではない圧縮した音ばかりを聴いている子どもたちの将来の耳が心配です。

人間の耳の可聴範囲は20hz〜20Khzとされ、それ以外の周波数の音は聴こえないと言う理論に基づいてCDのスペックは定められています。しかし本当にそうなのでしょうか?アナログ盤やハイレゾの音はそれを超えた音域まで再生され、その音の気持ちよさは多くの人が感じています。それってもしかして、いわゆる視力検査で通常は2.0までしか測らないけど、アフリカのある種族では11.0を記録したと言われているのと一緒で、実は可聴範囲と言われる帯域を超えた所まで実は聴こえている可能性は高いのでは?と思いますよね。

でもそんな優れた聴覚も、現代社会の作り出したいわゆるオーガニックではない音に慣らされてしまうと、あっという間に退化してしまう可能性もあると思っています。

食事に関して言えば、最近はオーガニックではないものに関しては極力排除して、出来るだけ自然な食べ物を食べようという動きが世界的に広まっています。同様にして、音に関しても、出来るだけオーガニックでナチュラルな音を聴くように、社会に対して働きかけ、少しずつでもムーヴメントにしていきたいものです。将来を担う子どもたちのためにも。。。

2018年1月17日水曜日

人生に無駄なことはない

私が前職を辞める時に若い人向けに何度も言った言葉「人生に無駄なことはない」と言う言葉、当時職場で過ごした20年という長い目で見て実感していたのですが、最近またそれを改めて実感する出来事があったのでメモ書きのような文章で申し訳ないのですがご紹介します。

サラリーマンを辞め、「株式会社ティーファイヴ・ジャズ」と言う会社を立ち上げて暫くしたある時、総務省のあるパブリック・コメントに投書してムーヴメントを作ろう的なSNSの書き込みを見かけました。そのムーヴメント自体には大いに賛同するものの、私一個人の投書が「総務省=国」と言う超巨大な組織に対してどれだけの影響を持つのかは懐疑的だったし、サラリーマン時代にもパブリック・コメントと言う仕組みに対してあまり良いイメージを持っていなかったのですが、これからはサラリーマン的な発想からは脱却しようと常々考えていたこともあり、誰にも言わずにひっそりと私一個人の意見を投稿しました。

暫くして、この件についても記憶から消されそうな時間が経過した頃、知らない電話番号から私の携帯に電話がありました。電話に出てみると「私、総務省のxxxと言うものですが、、、」と言うではありませんか。総務省?一瞬、頭の中で???がいっぱい浮かびましたが、「パブリック・コメントにご意見いただいた件で、、、」と言われ「あ〜!!!」と思い出しました。でも何でわざわざ電話を?どうやら、私の書いた意見が関係者の心に響いたらしく、総務省の会議の中で是非ご紹介させていただきたいというお電話でした。意見を述べたのですから、先方でその意見をどう扱おうが自由な訳ですし「ご丁寧にありがとうございます!どうぞどうぞ!」とは言ったものの、別に何かその後にあるわけでもなく、ただそれだけの電話でした(笑)。でもその電話がとてもありがたく感じ、僕のように思ってくれている人が、少なくとも政府関係者の中にいるんだ!?と言う事実が、パブリック・コメントに投稿を寄せた最終着地点として私の記憶に残りました。

それから数年、既にそのパブリック・コメントを求めた案件もそろそろ社会的に実用化されようかという今日この頃。たまたまある大手企業の方と打合せをしました。そこで当社の特徴、商品、サービスなどを説明させていただく中で、先方の悩んでいるポイントの話になり、私の過去の経験から、いくつかの事例などをお話させていただいたのです。その中で、たまたま数年前のパブリック・コメントの件も思い出し、お話させていただきました。すると先方の担当のお一人が「それ、知っています。実はうちの社内の中で、それ書いたの誰だ?と言う話題になったんです」と切り出し、「そんなこと書くの、xxあるいは○○くらいしかいない。でも二人とも書いていないというし、社内ルール的にパブリック・コメントを書くことがNGだったので謎だったんです。でも疑われたその二人がそのコメントにえらく感動していました。」と言うではありませんか。嬉しいですね、ひょんな事から数年かけて色々繋がりました。と言うか、色々部分的に繋がっていたものが、最終的に自分に繋がったのです。こんな感動ありません。おかげでその会議はずいぶんと盛り上がりました。


人生に無駄なことはありません。今は無駄に思える一つ一つの出来事が、いつかひょんなことから全部繋がったりするのです。つまり、その時その時を一所懸命(一生懸命ではない)生きよう。そんなことが言いたいだけなのです。


今日はお酒が美味しいです。ジャズも気持ちがいいです。

2018年1月3日水曜日

新年のご挨拶 2018

新年、あけましておめでとうございます。

2017年は日本の誇るオルガン・ジャズ・ユニット、金子雄太率いるAQUAPITのT5Jazz Records第2作目「Dance with Ancients」。そしてジャズ・ジャーナリスト小川隆夫がquasimode平戸祐介と手を組み、マイルス・ミュージックの遺伝子を受け継いだ精鋭プレイヤーたちと結成したスーパー・ジャム・バンドSelim Slive Elementz(セリム・スライヴ・エレメンツ)のデビュー作「Resurrection」の2作をリリースできました。いずれの作品も様々な方面から非常に評価が高く、レーベルの個性みたいなものも少しづつ出来上がってきたのではないかと思います。

2018年の今年はいよいよレーベル設立5周年となります。2013年に設立し、何がどうなるのか一寸先は闇の状態から無我夢中でやってきましたが、T5Jazz Recordsを応援して下さる皆さま、素晴らしいミュージシャンの皆さま、業界関係者の皆さまのお陰で何とかここまでやってこられたと思います。感謝の念にたえません。今年も引き続き魅力ある作品作りにチャレンジしつつ、昨年後半から少しづつ準備してきた新しい挑戦も何とか形にしていければと思います。

音楽業界を取り巻く状況は非常に厳しい状況が続いております。インターネットの高速化、スマホなどデバイスの高性能化により、音楽の楽しみ方は多様になってきましたが、魅力あるコンテンツである音楽そのものが存在しなければ、楽しむこと自体が出来ません。今後とも普遍的な魅力ある音楽を発信していければと思います。

本年もT5Jazz Recordsをよろしくお願いいたします。

株式会社ティーファイヴ・ジャズ
Executive Producer, 清水 正