音楽作品(最近はCDだけではないので、敢えてこういう書き方にしておきます)の制作には大きく分けて3つの作業工程があります。
まずはレコーディング。その名の通り、ヴォーカルや楽器の音を録音する作業です。昔々モノラルの時代は1本のマイクで録っていた時代もありますが、マルチ・チャンネルで録音できる時代になってから、2チャンネル(ステレオ)や4チャンネルくらいから始まり、アナログ・マルチでは24チャンネルくらいがピークだったでしょうか?その後、デジタルになってからはコンピュータの打ち込みの音楽などでは軽く100チャンネルを超えるような録音もザラのようです。某アイドルグループなんかは、ヴォーカルだけで48チャンネルありますからね(笑)。
次にミックス。マルチ・チャンネルで録った音を、ステレオの2チャンネルにする作業です。録った音を混ぜ合わせていき、左右のバランス、奥行き、強弱など、楽器ごとの音のバランスなどはここで決まります。デジタル全盛の現在は、実はこの工程が一番大変だったりします。多ければ100種類の音を2チャンネルにするわけで(笑)。エンジニアさんはホント凄いです。
最後はマスタリング。ステレオになった音を、最終的に高域から低域までのバランスを整え、アルバム全体としてすべての曲を並べて改めてトータルとしての音量を整え、曲間を決めたり、フェードアウトする曲はタイミングを決めて音を絞ったりします。ハイレゾであればこのまま、最終的なデータまでハイビットのまま音を作りますが、CDの場合はここでハイレゾのデータから16bit/44.1kHzのデータにダウン・コンバートします。
さてT5Jazz Recordsの第5弾作品もマスタリングを残すのみとなりました。今回はこれまでの作品とはまた全然違なる、とても素晴らしい作品が出来上がりそうな予感。是非お楽しみに!僕たちも楽しみです!
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