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2013年3月23日土曜日

第一弾マスタリング完了

今日(既に昨日ですね)は、乃木坂にあるSony Music Studiosでマスタリングを行いました。写真はスタジオにあるオリジナルのスピーカー(右)と、オーディオ好きな方ならもちろんご存知、世界中のスタジオで愛用されているBowers & Wilkins、通称B&W Nautilusスピーカーです。


通常、音楽作品を作る場合、レコーディング、ミックス、マスタリングという3つの工程を経て完成します。

レコーディングはご想像の通り、音を録音する作業。レコードがモノラルの時代、1本のマイク(=1チャンネル)で録ることもあったかと思いますが、3チャンネル、4チャンネルとチャンネル数がどんどん増えていき、それでもアナログ時代は24チャンネルくらいが上限だったのですが、デジタルの時代になって48チャンネルなんてのもざらになりました。

次のミックス作業ではこの数多くあるチャンネルを、通常のステレオで聞ける左右にある2つのチャンネルに音を振り分け、重ねていく作業になります。音を右とか左とか、個々の楽器の音を大きくしたり小さくしたり。割と立体的な音の作業というのでしょうか?ここで、音の定位とかが決まります。

そして今回行ったマスタリング作業というのは左右2チャンネルとなった音を、高域から低域までバランスよく整えていく作業。高域の抜けを良くしたり、中域を出してガッツのある音にしたり、低域をドスンと出して迫力を出したり、でも全部出すことはできないので、これはもうバランスです。

アルバム収録曲を順に並べて、曲のレベルのバランスをとったり、曲間を決めたりするのもマスタリングの作業です。「でもアナログ時代は曲間決めるのはミックスの作業だったんだよなぁ」なんて話題も出たり、エンジニア、アーティスト、みんなで和気あいあいと。最後はアルバム全体を通して聴いて確認して完成。

ここまで行くとようやくCDをプレスするためのマスターが完成します。

あとはアートワーク制作を経て制作作業としては完成に至ります。だんだん、時間も無くなってきました(汗)。が、もう少し!がんばりま〜す!

2013年3月15日金曜日

最近お気に入りCDの共通点

最近、あるいは少し前に購入して聴いているお気に入りのCDたち。これが何故かどれも、いわゆる紙ジャケ仕様。少し前に日本でブームとなったノスタルジックなLP復刻などではなく、いずれも新録の新譜。


アーティストあるいは制作側がプラスチック製のケースに飽きたのか、最近プラケースを捨てて敢えてスリーブに移しているユーザーが多いからなのか、不思議なことに最近気に入っている作品がいずれも紙ジャケだってことに気づいた。たまたまかも知れませんが。

でも、紙はやはり手に持った時に馴染むんですよね。古くなっても汚れや傷がむしろ味わい深くなる。プラケースとの大きな違いです。


さてT5Jazz Recordsの方は、いよいよ役者も出揃い、来週は第一弾リリース作品のジャケット撮影、そしてマスタリングです。CDの製造先、仕様もほぼ決まりました。購入した皆さんがあっと驚かれるような、少し笑みがこぼれるような、愛着を持てるパッケージにする予定です。

5月にはリリース予定です。もう少しお待ちください。間もなく情報解禁したいと思います。

2013年3月6日水曜日

ビートルズのハイレゾ

2009年にリリースされたビートルズのリマスター盤CD Boxセットは私も持っているのですが、同じタイミングで出たUSBメモリタイプのものは、当時それほど興味もなく、手が出ることは無かったのですが、ハイレゾ・オーディオを深く理解するようになって俄然興味が湧いて来ました。すると、何とひょんな事からかつての会社の大先輩が持っているという事実が発覚!その方はハイレゾ・オーディオ環境は自宅で持ってなく、急遽我が家で試聴会をやろうという事になりました。


とりあえず、ラバー・ソウルとヘルプ!を試聴しただけですが、CDと聴き比べるとその音の厚み、情報量、解像度、明らかに優れていて、よくある表現ですがCDの音がスカッと聴こえます。24bit FLACによるハイレゾ、実に感動です。しかし、こんな先進的な商品を2009年って3年以上も前にリリースするとはEMIさん先進的過ぎます(iTunesでの配信は2010年)。

唯一の難点は、このリンゴ型のUSBメモリ、写真で見ていただいただけだとわかりにくいのですが、USB本体の幅が妙に広いのです。私のハイレゾ再生機であるMacBook Pro 15"は、2つのUSBポートを持っていますが、ポートが隣り合っているために、DAC(デジタル信号をアナログに変換するD/Aコンバーターと言うハードウェア機器)に繋げるためのUSBとこのUSBメモリを同時に差すことができない!仕方なく、HDD (SSD)にコピーして再生しましたが、何とかならんもんか、微妙。

しかし、こんな事なら最初からこっちを買えばよかった!アナログ盤→通常CD→リマスターCD→ハイレゾと、遂にビートルズ作品を4回も買わされてしまうのか〜!?(笑)

T5Jazz Recordsでも、そんな風にお客さまにいつまでも普遍的に愛される作品を作りたいものです....

2013年3月2日土曜日

音楽を何で聴きますか?

皆さんは音楽を何で聴きますか?

この時代、意外に皆さんいろいろな聴き方で音楽を楽しまれていると思います。

3年ほど前にマーケット・リサーチした時は、7割の人がパソコンで音楽を聴かれていました。今はきっと、パソコンで聴く人はもっと多いのかもしれませんし、スマホの台頭で、もっと違う形になっているのかもしれません。

このページを訪れている音楽好きな皆さん、右のメニューにある「音楽を何で聴きますか?」と言うアンケートから、是非投票をお願いいたします(複数回答可能です)。←終了しました


写真は、先日タワー・レコードでたまたま見つけた『ELECTRO SWING V』と言うフランス発信のコンピレーション・アルバム。スウィング・ジャズとエレクトロニカの融合した、超ごきげんなアルバムです。おまけにこのアナログ盤のような魅力的なレーベル面!素晴らしい。

2013年3月1日金曜日

ニュー・パッケージ

今日も、ある会社にパッケージの製造に関してご相談に行って来ました。

いろいろお話している中で、面白いパッケージを見せて頂きました。


昔のカセットテープのケースみたいじゃないですか?

とても心揺さぶられるパッケージです。
中にどういう商品が入るかはご想像にお任せします。

ワクワクしてきました。