レコーディングはご想像の通り、音を録音する作業。レコードがモノラルの時代、1本のマイク(=1チャンネル)で録ることもあったかと思いますが、3チャンネル、4チャンネルとチャンネル数がどんどん増えていき、それでもアナログ時代は24チャンネルくらいが上限だったのですが、デジタルの時代になって48チャンネルなんてのもざらになりました。
次のミックス作業ではこの数多くあるチャンネルを、通常のステレオで聞ける左右にある2つのチャンネルに音を振り分け、重ねていく作業になります。音を右とか左とか、個々の楽器の音を大きくしたり小さくしたり。割と立体的な音の作業というのでしょうか?ここで、音の定位とかが決まります。
そして今回行ったマスタリング作業というのは左右2チャンネルとなった音を、高域から低域までバランスよく整えていく作業。高域の抜けを良くしたり、中域を出してガッツのある音にしたり、低域をドスンと出して迫力を出したり、でも全部出すことはできないので、これはもうバランスです。
アルバム収録曲を順に並べて、曲のレベルのバランスをとったり、曲間を決めたりするのもマスタリングの作業です。「でもアナログ時代は曲間決めるのはミックスの作業だったんだよなぁ」なんて話題も出たり、エンジニア、アーティスト、みんなで和気あいあいと。最後はアルバム全体を通して聴いて確認して完成。
ここまで行くとようやくCDをプレスするためのマスターが完成します。
あとはアートワーク制作を経て制作作業としては完成に至ります。だんだん、時間も無くなってきました(汗)。が、もう少し!がんばりま〜す!